漫画家による虚構世界の構築の存在意義について。

そもそも、虚構世界を表現すると言うことは、社会的な意義や価値はありません。

AKIRAと言う漫画も漫画と言うジャンルの中での技術的な評価は高いようですが、学者が言ったように、社会的な意義、価値という観点においてゴミと評するしかしかありませんよね。

ただ、攻撃をする表現を繰り返しているのを見ても何のことだ?と顔をしかめるしかありません。

私個人が考えるに当たっては、外圧的な力によって生み出される漫画家による虚構世界の構築というものは、誤解を恐れなければ、犯罪だと思っています。

なぜなら、本人の意思確認もありませんし、甚大な精神的負荷が掛かるからです。

それが許されるのは要は口止め料が支払われることであったり、暗黙の了解であったりするからですが、金の力で他者を動かすことも珍しくないと思います。

日本の古典に、画家が火事の絵を描くために、実際に燃やしたそうですが、燃える人間は殿様が用意した、画家の娘であった。と言う話があります。

成る程、虚構世界の構築に当たって、人間の知覚が現実を凌駕するという、一種の宗教的解釈に近いということがわかります。

私はそのような虚構世界の構築の存在意義について、明確に表現することはあえてしません。非道徳的で、独善的な、証拠の残らない犯罪行為だからです。

金で済む話ではありませんよね。責任をとって余りあると感じます。

ただ、それが当事者にとっては泣き寝入りするしかないという、状況に追い込まれることに私は無力感を感じます。

こんなことが許されて良いのでしょうかねぇ・・・?